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山根遺跡(埼玉県比企郡嵐山町遠山) [歴史散歩]

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 ときがわ町との境にある遠山地区は中世の雰囲気を残す、周りを山々に囲まれた盆地です(2022年11月6日、iPhoneSEで撮影)。この一帯に広がるのが山根遺跡です。
 遺跡の発掘は一部の地域に限定されていますが、中世の輸入貨幣約15,000枚、丹波焼壺(兵庫県丹波地方の陶器)の破片、天目茶碗なども見つかっていることから、武士の住む地域であったのではないかと考えられています。
 南西側(写真だと左方向)の山上には小倉城跡(国指定史跡。ときがわ町田黒)があり、城主は戦国時代の北条氏の家臣であった遠山氏でした。
 遠山地区をさらに西の小川町方面に進むと「遠山寺」や槻川の岩畳の「遠山の甌穴群」などがあります。

■参考図書・資料

『嵐山町博物誌第五巻・中世編 戦い・祈り・人々の暮らし 嵐山町の中世』嵐山町、1997年
「埼玉県嵐山町観光ガイドブック」嵐山町観光協会

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