天神山城跡(埼玉県秩父郡長瀞町) [埼玉県の城館跡]
2006年4月16日、埼玉県秩父郡長瀞町の天神山城跡(てんじんやまじょうあと)に登りました。久々の山登り、というか山城登りです。場所は、関越自動車道を花園インターチェンジで降り、彩甲斐街道(国道140号線)を秩父方面に走ります。長瀞町に入って中野上(なかのがみ)の交差点を左折して、さらに法善寺の前の県道82号線を左折してからしばらく走ると右手に白鳥神社が見えてきます。この神社の後ろの山が天神山城跡の本丸跡です。本丸跡は標高約200メートル、神社からは約100メートルの高さです。 上の写真は二の郭の西肩にある石積みです。
天神山城は、寄居町藤田を本拠地とする大豪族藤田氏が築城したのが最初で、後に北条氏の支配する城となりました。二重の堀切などといった独特の城造りは、藤田式城郭といわれ、近くの花園城跡(埼玉県大里郡寄居町)にも共通するもので、研究者の間では有名だそうです。
本郭跡には、かつて観光用に建てられた二層櫓が残っています。二の丸跡が駐車場だったようで、本丸近くまで自動車で登れる時もあったようです。今は、道路も閉鎖されています。
本郭のふもとにある白鳥神社。
本郭の北西の斜面の途中にある腰郭。
さらに約20メートル上部にある横堀。左側が土塁跡で高さは最大で1メートル位です。
本郭の西側に置かれています。
本郭のすぐ下にある腰郭跡。充分な広さがあるので建物があったと考えることができると思います。
この腰郭から本郭をみあげたところです。
本郭跡に建つ模擬櫓。現在は立ち入り禁止です。
本郭の東南にある二の郭。本郭と二の郭の間には高さ約4メートル程の堀切がありました(写真無し)。
■参考資料
『城郭資料集成 中世北武蔵の城』梅沢太久夫、岩田書院、2003年
このたびは掲示板へのご丁寧な書きこみありがとうございました。
拙HPは埼玉のあまり有名でない城館跡が多くて申し訳ありません。
さて、やはりフィルムの画像には透明な奥行感があり、コントラストも自然な印象ですね。
なお、自分は現在はニコンD70とキャノンのEOSkiss(何れも旧型デジカメ)を使分けしています。
大分以前にはニコンFM(ただしレンズはシグマのミニズーム)を使用していましたが、歳のせいでもうすっかり使い方を忘れてしまいました。
これからも時々、お邪魔させていただきます。
では今後ともよろしくお願いいたします。
by 「城跡ほっつき歩き」の塚越と申します (2006-05-06 21:30)
「城跡ほっつき歩き」いつも楽しみにしています。コメントありがとうございました。
こちらのカメラはコンパクトカメラですが、わりときれいに写るので重宝しています。これが完全に壊れたらデジカメに移行するかもしれません。デジカメの方が機動力あると思いますし・・・。デジタルの時代だからこそフィルムカメラの存在意義もあるのかもしれません。
とは言っても、私も結局はフィルムをスキャンしてもらってデジタル化してるのですけれども・・・。
とりあえず、マイペースで撮影とブログを続けていきたいと考えています。
これからもよろしくお願いします。
by i-shinkuro (2006-05-07 22:39)