遠山記念館(埼玉県比企郡川島町) [近代化遺産]
埼玉県比企郡川島町白井沼675にある財団法人遠山記念館は、日興證券の創始者である遠山元一氏が地元に住む母親美似のために建てた邸宅群と付属の美術館から成っています。
場所は、まず関越自動車道の東松山インターチェンジから国道254号線を東京方面に走り、川島町役場を目指します。さらに川島中学校に向かう道の先に記念館があります。
邸宅は、1933(昭和8)年から工事が始まり、1936(昭和11)年に完成しました。
写真は中棟と呼ばれる建物で、1階には書院造の大広間があり、来客をもてなすなどのために利用されたようです。2階は非公開になっており、見学できません。この建物の東には玄関のある豪農風の建物があります。
遠山記念館の入り口である、長屋門。ここから入り、正面右側にある美術館で入館料を払います。
庭園に入るための門。
庭園。
中棟から見た庭園。
邸宅の最も西に建つ、母親のための建物で西棟と呼ばれています。仏間も備えた数寄屋造りの建物です。この西棟にも小さな玄関がありました。三つの建物はそれぞれ渡り廊下で連結しています。(2006年7月1日)
■参考資料
『埼玉県の歴史散歩』埼玉県高等学校社会科教育研究会歴史部会編、山川出版社、2005年
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