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追分宿跡(長野県北佐久郡軽井沢町) [旧中山道]

追分宿1.jpg
 旧中山道(なかせんどう)を小田井宿から江戸方面に進み、御代田の一里塚を過ぎて笑い坂(長野県御代田町・軽井沢町)を登りきると追分分去れ(長野県北佐久郡軽井沢町)に出ます。ここは北国街道と中山道の分岐点です。東方面すなわち江戸に向かうとすぐに追分宿跡です。
 追分宿は、江戸から20番目の宿場(宿駅)で浅間三宿(軽井沢宿・沓掛・追分)の一つですが、幕末期には本陣1軒、脇本陣2軒(油屋と甲州屋)、旅籠35軒を有していました。
 また、追分宿は北国街道の小諸宿につながる宿場であるため、北国からの荷物の重量を調べる役割を担っていました。これを貫目改所といいますが、本陣の家の出入り口の西に1838(天保九)年に設置され道中奉行が管理しました。積載量が基準を超えた場合は税を徴収していたようです。(2007年9月18日撮影)
追分宿2jpg.jpg
 旧宿場町の現況。
追分宿3jpg.jpg
 脇本陣跡の近く。脇本陣の油屋は元々街道の南側(写真左側)にありましたが、後に北側(写真右側)に移転し営業を続けています。

■参考資料
『街道めぐり 中山道 風の旅―軽井沢‐馬籠編』さきたま出版会、2004年
『追分宿散策マップ』軽井沢町教育委員会、軽井沢町追分宿郷土館、2005年
『長野県の歴史散歩』長野県高等学校歴史研究会、山川出版社、1994年
『国史大辞典』吉川弘文館

追分宿跡



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