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日光道中 [日光道中]

 日光道中は、江戸日本橋と日光を結ぶ重要街道で江戸幕府直轄の「五街道」の一つです。街道は日本橋を起点とし、(1)千住宿・(2)草加宿・(3)越谷宿・(4)粕壁(春日部)宿・(5)杉戸宿・(6)幸手宿・(7)栗橋宿・(8)中田宿・(9)古河宿・(10)野木宿・(11)間々田宿・(12)小山宿・(13)新田宿・(14)小金井宿・(15)石橋宿・(16)雀宮宿・(17)宇都宮宿・(18)徳次郎宿・(19)大沢宿・(20)今市宿・(21)鉢石宿までで、21宿からなっています。
 かつては関ヶ原の戦い(1600年)以降、江戸の徳川家康が奥州方面を抑えるために重視した道でしたが、1616年に日光において家康の霊廟の造営が始まると街道としての重要性が増し、1617年の霊廟完成以降は江戸から日光社参に利用する街道としても重視されるようになりました。仙台藩の伊達氏や会津藩の松平氏も参勤交代でこの街道を利用しました。
 日光道中に連絡する重要な街道に、中山道から本郷追分で分岐し岩槻などを経由して幸手宿の近くで合流する日光御成街道があります。将軍の日光社参には二代将軍徳川秀忠以降、この日光御成街道が使われていました。
 また中山道から倉賀野で分岐し、栃木などを経由する日光例幣使街道なども有名です。
 
 ■参考資料
『国史大辞典』吉川弘文館
『日本の街道ハンドブック新版』竹内誠、三省堂、2006年
『埼玉・歴史の道50話』埼玉県立博物館、埼玉新聞社、2005年
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