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鹿村水路橋梁(埼玉県比企郡嵐山町志賀) [近代化遺産]

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 この橋梁は東武東上線武蔵嵐山駅と小川町駅の間にある橋梁のうちの一つで嵐山町の志賀にあります(2021年11月20日、GRDIIIで撮影)。
 武蔵嵐山駅南口を出て南にある交差点(「嵐山駅入り口」)を右に曲がります。児玉往還ともよばれているこの道路を西に約800メートル歩いたところに新しい橋梁がありますが、もう少し下り方面に線路に沿って進むと住宅地の脇にこの橋梁があります。
 煉瓦造りの橋梁にかかっているのは下り方向の線路です。「嵐山町志賀の東武東上線橋梁群(埼玉県比企郡)」のうちの一つで、1923(大正12)年11月には架設されていたと考えられます。煉瓦の橋台で、Iビーム桁という形式の橋梁だそうです(『埼玉県の近代化遺産ー近代化遺産総合調査報告書ー』)。
 『埼玉県の近代化遺産ー近代化遺産総合調査報告書ー』によると名称は「鹿村水路」となっており、本来は農業用水路の上に架設されていたようですが、現在は道路となっています。
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上り線側から撮影。煉瓦造りの橋梁は単線時代に作られたもの。手前の新しい橋梁は複線化の際に架設されたものと思われます。
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 下り側の状況。右手に調整池があります。かつてこの橋梁が水路上に設置されていたことと関連があると思います。
 線路をさらに約150メートル下ったところに籠矢橋があります。

■引用・参考資料

『埼玉県の近代化遺産ー近代化遺産総合調査報告書ー』埼玉県立博物館、1996年

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