旧熊谷陸軍飛行学校桶川分教場車庫棟(埼玉県桶川市) [戦争遺跡・軍事遺産]
桶川飛行学校平和記念館(旧熊谷陸軍飛行学校桶川分教場。埼玉県桶川市)の正門を抜け、守衛棟の前を通り兵舎棟に向かう途中の右手に車庫棟があります(2020年07月29日、GRDIIIで撮影)。
これは軍事車両を保管・整備するための建物で、延床面積は約120平方メートルありました。作業用ピットも床に復元されています。
桶川飛行学校平和記念館(旧熊谷陸軍飛行学校桶川分教場。埼玉県桶川市) [戦争遺跡・軍事遺産]
桶川飛行学校平和記念館は、熊谷陸軍飛行学校本校(1935年開校)の分教場として設置された熊谷陸軍飛行学校桶川分校の建物を復元・整備して開館しました(2020年8月)。場所は桶川市川田谷2335−16です。
熊谷陸軍飛行学校桶川分校が開校したのは1937(昭和12)年で、ここで生徒たちは陸軍の航空兵になるための教育を受け、近くの飛行場(現ホンダエアポート)で操縦訓練も行いました。のべ1,500〜1,600名がここで学んだそうです(旧陸軍桶川飛行学校を語り継ぐ会)。
1945年に桶川分校は閉校となりましたが、特別攻撃隊の訓練施設となりました。
復元・整備された建物は正門(写真。2020年7月29日、GRDIIIで撮影)・弾薬庫・守衛棟・車庫棟・兵舎棟・便所棟です。
■参考資料
「桶川飛行学校平和記念館」パンフレット、2020年
「NPO法人旧陸軍桶川飛行学校を語り継ぐ会ホームページ」
「読売新聞埼玉県版」
旧熊谷陸軍飛行学校桶川分教場兵舎棟 [戦争遺跡・軍事遺産]
旧熊谷陸軍飛行学校桶川分教場の建物を復元・整備した桶川飛行学校平和記念館にある兵舎棟(2020年7月29日、GRDIIIで撮影)。兵舎棟は正門から入って正面にある建物です。元々の木材も活用して復元整備されました。